メンブレン・スイッチ

メンブレンスイッチとは

メンブレンスイッチは薄いフイルム基材に回路印刷や加工を行い、スイッチ機能を持たせたシートです。この為シートスイッチとも呼ばれます。メンブレンスイッチは様々な製品に使われ身近なスイッチの一つです。家庭で使う電化製品のスイッチや仕事で使うパソコンの内部などに使用されております。

製品説明・用途

メンブレンスイッチの最大の特徴は、回路とスイッチの一体化にあります。通常は基板上にメカ・スイッチを載せるので、基板からの高さや操作部分とのクリアランス調整が必要となりますが、名の通り「薄膜」であるこのタイプは回路・スイッチ・化粧シートを一枚に集約できるのでテール部分を引き回すスペースさえ確保すればメイン基板の位置に関係なく操作機能の付加が可能となります。

基本構成図

メンブレンスイッチは表面シートを貼り合せる為デザイン性にも優れ、様々な加工を施す事もできます。また全体にシートを貼る為シールド構造になっておりますので、ホコリ等によるトラブルの心配もありません。

防水仕様メンブレンスイッチ

メンブレンスイッチには防水仕様もございます。メンブレンスイッチは機能部品ですので、使われる場所や環境などの使用条件を考慮した、設計が必要になります。

防水仕様スイッチの構造概略

KEY照光メンブレンスイッチ

リジット基板型KEY照光スイッチは部品の構成上設置場所が限定されてしまいますが、このKEY照光メンブレンスイッチは薄く、通常のメンブレンスイッチと同じ様に扱う事が可能です。KEY照光なので暗闇でもキーの位置を明確にできます。
例えばKEY照光を点滅させ、押下が必要なキーに誘導する事ができます。